骨密度の検査について詳しく解説します。骨密度とは何か、女性にとっての重要性、検査方法、骨密度検査で見るべき数値「YAM」についてなど、骨の健康に大切な検査について知っていきましょう。

骨密度とは

骨密度は、骨の強度を示す指標です。骨に含まれるミネラル（主にカルシウムとリン）の量を測定し、骨の硬さや丈夫さを評価します。骨密度が高いほど、骨は強く、骨折のリスクが低くなります。

女性にとって骨密度がなぜ大事なのか

女性は、特に閉経後に骨密度が急速に低下するため、骨粗鬆症（骨粗しょう症）のリスクが高まります。これは、エストロゲンという女性ホルモンが骨密度の維持に重要な役割を果たしているためです。エストロゲンの分泌が減少すると、骨の再構築が遅れ、骨密度が低下しやすくなります。

※「骨粗しょう症」について詳しくはこちら

骨密度検査は何歳から受けるべき？

骨密度測定は、特に閉経後の女性にとって重要です。一般的には、閉経後の女性は50歳以上で骨密度測定を開始することが推奨されます。また、骨折歴がある場合や家族に骨の病気をした方が居る場合は、早めの測定が望ましいです。

骨密度の検査方法

骨密度の測定には、以下のような方法があります。

デュアルエネルギーX線吸収法（DEXA）

デュアルエネルギーX線吸収法（DEXA）は、最も一般的で信頼性の高い測定法です。腰椎や大腿骨の骨密度を測定します。

超音波法

超音波法では、かかとや手首の骨密度を測定します。簡便で放射線被曝がないため、スクリーニングに適しています。

骨密度検査でみるべき数値「YAM」とは

骨密度の検査結果には、さまざまな指標が用いられますが、その中でも「YAM」（Young Adult Mean）は重要な指標の一つです。YAMについて詳しく説明します。

YAM（Young Adult Mean）とは

YAMは「Young Adult Mean」の略で、若年成人平均値を指します。具体的には、20歳から44歳までの健康な成人の骨密度の平均値を基準としています。この基準と比較することで、現在の骨密度がどれくらいのレベルにあるかを評価します。

YAMの数値の見かた

YAMは骨密度検査の結果を解釈するための基準として広く使用されています。以下のように、骨密度の状態を客観的に評価することができます。

YAMの計算方法

骨密度測定結果（例えば、腰椎や大腿骨の骨密度値）を若年成人平均値（YAM）と比較し、パーセンテージで表します。この比較により、個々の骨密度がどの程度健康的な基準と比べて低下しているかを示します。

骨密度検査「YAM」と「Tスコア」の違い

骨密度の評価にはYAMのほかに「Tスコア」という指標も使用されます。Tスコアは、個人の骨密度が若年成人平均値（YAM）からどれだけ離れているかを標準偏差（SD）で表したものです。

YAMはパーセンテージで、Tスコアは標準偏差で評価する点が異なりますが、どちらも骨密度の評価において重要な役割を果たします。

クレアージュ東京の「骨密度検査」を受けてみませんか？

クレアージュ東京レディースドッククリニックでは、デュアルエネルギーX線吸収法（DEXA）を使用した設備を整え、骨密度の検査を行っております。

専用の台に横になり、足首を動かないように固定した状態で2分程度寝ているだけで骨密度を測ることが出来ます。痛みなどもなく、短時間で終了するとても簡単な検査なので、一度ご自身の骨の状態をチェックしてみるのはいかがでしょうか？

「骨密度検査」が受けられる検査プラン

当院では以下のプランにて骨密度検査をご受診いただけます。

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