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大腸カメラについて・検査受診の流れを解説
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大腸カメラ(下部内視鏡)検査とは、先端に高性能のカメラが付いた細いチューブを肛門から挿入して大腸と、小腸の一部の内部を観察する検査です。鎮静剤の使用の有無をお選びいただけます。
大腸カメラを受け始めるタイミング
大腸がんの発症は、40代から発症リスクが上昇しはじめます。当院では40歳を超えたら定期的に大腸カメラでの検査をおすすめしています。特にご家族に大腸がんや大腸ポリープになった方がいるなど大腸がんリスクが高い場合は、早めに受け始めてもよいでしょう。
大腸がんのスクリーニングとして便潜血検査が行われていますが、早期の大腸がんや前がん病変の大腸ポリープの発見はほとんどできません。大腸カメラは、早期の大腸がんや前がん病変の大腸ポリープなどより小さな病変でも発見が可能ですし、確定診断や予防的な切除もできます。また、粘膜の状態から他の疾患を見つけたりすることもできます。
大腸カメラ受診の注意事項
■大腸内視鏡検査をご受診いただく方は、検査日の前に一度ご来院いただくことが必要となります
看護師より事前説明および、前処置薬(下剤等)をお渡しいたしますので、検査の1週間までに必ず外来を受診してください。
■以下に該当する項目がある方は、当院での検査はお断りさせていただいております
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方
- 心疾患・悪性腫瘍・大腸疾患で現在治療中の方
- 透析治療を受けられている方
- 腹部の手術(帝王切開、腹腔鏡手術も含む)を受けて術後6か月以内の方
その他、事前問診により、当院での検査をご受診いただけない場合もございますのでご了承ください。
大腸カメラの組織生検・ポリープ切除について
検査の際、診断のため組織採取(生検)を行うことがあります。
採取した組織は病理組織検査することになりますが、その際、組織生検料(病理検査料含む)が別途必要となります。この病理組織検査は保険診療となりますので、ご希望の方は保険証をお持ちください。
また、当院では大腸ポリープが認められた場合、大きさ10mm未満の小さなものであれば、コールドポリペクトミーという熱を加えない方法で切除いたします。10mm未満であっても、ポリープの形や種類によってはコールドポリペクトミーの適応とならない場合もございます。
大腸ポリープ切除に伴うリスク
切除術は手術の一種となり、出血や穿孔(大腸に穴が開くこと)などの合併症が生じる可能性がございます。ポリープの大きさや個数によっては、検査後も出血のリスクがございます。そのため、切除後1週間程度は、飲酒・旅行・激しい運動はできませんのでご了承ください。
万が一、このような合併症が起こった場合には、提携医療機関である東京女子医科大学病院消化器内視鏡科をご受診いただきます。緊急時に東京女子医科大学病院をご受診いただけない方は申し訳ございませんが、安全性を考慮し当院ではポリープ切除を行うことができません。
大腸カメラ検査の流れ
事前説明・予約
検査日1週間前までに一度ご来院いただき、看護師より大腸内視鏡検査の必要性や偶発症などの説明、問診の確認を行います。前処置(検査に必要な食事・検査食・薬の調整・下剤の服用方法)についてご説明します。
検査2~3日前
検査前日までは、できるだけたくさんの水をお飲みください。また、日頃より便秘の方は、2~3日前から下剤の服用をお勧めいたします。市販の物でも構いません。
検査前日
・食事
お食事は3食とも消化の良いものをお召し上がりください。繊維の多いもの、油分の多いもの、乳製品は避けてください。夕食やジュース、アルコール類は遅くとも夜8時までにお済ませください。
・下剤の服用
夜9時頃に緩下剤を服用します。便中に浸透して、便を軟化させ、腸運動を緩やかに高めることで、自然の排便を促す効果があります。
検査当日
当日は、朝食は取らずに8:30にご来院いただき、院内にて下剤を服用していただきます。
下剤を服用し、飲み進めていくと強い便意をもよおしてきます。透明な水のような排便となれば検査可能な状態です。
検査直前
検査前に排便を確認させていただき、検査ができる状態になったら、検査着に着替えて検査室にて準備をします。
ご希望の方には鎮静剤を使用することができます。緊張をやわらげ、検査を楽に受けていただくために、静脈から少しずつ注入します。
鎮静剤は2-3分で効いてきますので、楽な状態になったら検査を開始します。
検査時
検査自体は、30分前後ほどで行われます。
検査後
鎮静剤を使用した場合は、1時間程休んでから帰宅していただきます。
その後も眠気が残り、判断力が低下することがありますので、当日は車やバイクを自分で運転して帰宅することはできません。
大腸カメラで見つかる疾患の例
病変を直接見てチェックできるこの検査は、ポリープ・腫瘍・炎症・その他異常がないかを直接観察する検査です。特に大腸がんの発見と予防において非常に重要な検査で、誰もが40歳を過ぎたら一度は受診していただきたい検査です。
大腸がん
大腸がんは2014年の調査において男性死亡原因の3位、女性の死亡原因1位になっている危険な病気です。一方で、早期の大腸がんは目立った症状がないため、進行するまで放置されてしまうことも少なくありません。
大腸がんは多くの場合、前段階としてポリープから始まります。
大腸ポリープ
大腸の粘膜表面にできた良性の腫瘍です。
この時点ではがんに発展していないため、内視鏡治療で切除すれば大腸がんへの進行を食い止めることができます。
放置すると徐々に大きくなり、癌化する可能性があるため、小さい大腸ポリープも注意が必要です。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起きる慢性的な疾患のひとつです。
粘膜がただれる「びらん」が出現し、進行すると潰瘍になる場合もあります。
正確な原因については不明のままであり、国の特定疾患に指定されている病気です。
発症すると、下痢・血便・腹痛といった症状が慢性的に継続します。
大腸カメラ受けてみませんか?
当院では、大腸カメラを受診する際、鎮静剤を利用することも可能です。
前処置のためのスペースには、お手洗いをご用意しておりますのでご安心ください。
また、少しでもリラックスしてお過ごしいただけるよう、半個室の空間とリクライニングチェアをご用意しています。
ご不明点やご心配な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
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