女性のがん死亡率第一位・大腸がんとはどんな病気？

大腸がんは、大腸（結腸や直腸）に発生するがんの一種です。大腸粘膜の細胞から発生し、腺腫という良性のポリープの一部が癌化したものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
大腸がんは、女性のがんによる死亡件数第一位となっており、年間女性の約6万人が発症しています。２０歳と比べると、30歳で6倍、40歳で9倍と一気に増加します。（※1）

※1： 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計（全国がん登録）」を元に作成。

大腸がんの原因・40歳以降の女性は特に注意を！

大腸がんのリスク要因には、以下のようなものがあります。

大腸がんの原因① 加齢

大腸がんの発症は年齢が上がるとともに増加します。40代以降は特に注意が必要です。

大腸がんの原因② 食生活

赤身肉や加工肉の過剰摂取は、大腸がんのリスクを高めることが知られています。また、食の欧米化（高脂肪・低繊維食）も関与していると考えられており、高カロリー摂取も注意が必要です。

大腸がんの原因③ 家族歴（遺伝的要因）

家族に大腸がんの既往歴がある場合、リスクが高まる可能性があります。

大腸がんの原因④ その他

喫煙や過度な飲酒、肥満、運動不足なども大腸がんのリスクを増加させます。

大腸がんの初期症状とは？

早期の大腸がんでは、ほとんど自覚症状はみられず、大腸がんに伴う特徴的な症状もありません。進行すると以下のような症状が出現することがあります。

• 排便習慣の変化（便秘・下痢）
• 便が細くなる
• 残便感
• 血便や下血
• 腹痛や腹部の不快感
• 腹部膨満感 　　　　　　　など

これらの症状が見られた場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。

大腸がんの予防法

大腸がんは早期に発見されるほど治療の成功率が高まります。そのため、定期的な検診が重要です。
大腸カメラ（大腸内視鏡検査）で、ポリープの段階で発見し、がん化する前に切除することにより、大腸がんの予防にもつながります。

大腸がんの検査の種類

大腸がんを早期発見するためには、前述でも述べているように、定期的に大腸がん検診を受診しましょう。大腸がん検診には、2つの検査があります。

便潜血検査

便中に混入した血液を検出し、消化管での出血の有無を調べます。陽性（＋）の場合、要精密検査となります。

大腸がんのスクリーニングとして便潜血検査が行われていますが、早期の大腸がんや前がん病変の小さなポリープでは、便潜血陽性にならないこともあります。40代の女性の4人に1人にポリープがあるといわれており、便潜血検査の結果に関わらず、40歳を過ぎたら一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

大腸カメラ（大腸内視鏡検査）

先端に高性能のカメラが付いた細いチューブを肛門から挿入して大腸の内部を観察する検査です。鎮静剤をご使用することで、苦痛の少ない検査が可能です。
病変を直接確認することができるため、大腸がんや、良性の大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、感染性腸炎など様々な大腸の疾患を診断することができます。

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女性専用のクリニックで安心の大腸がん検査を

大腸がんは早期発見と適切な治療により、完治が望める病気です。
当院では、内視鏡検査を少しでも快適に、リラックスしてご受診いただけるよう女性の内視鏡専門医が常勤しております。
ご不安を感じていらっしゃる方も是非、お気軽にご相談ください。

「大腸カメラ（大腸内視鏡検査）」が受けられる検査プラン

当院では以下のプランにて骨密度検査をご受診いただけます。

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